WorkWithPlus for Native Mobile 階層エディターは、「Panel for Smart Devices」パターンでも「Work With for Smart Devices」パターンでも使用できます。
このエディターにはツリービューがあります。ツリービューは GeneXus の既定のレイアウトエディターと結合されており、さまざまな新機能が用意されています。
このセクションでは、エディターのツリービューで使用できる機能について説明します。
適用済みテンプレートオプションの編集
このオプションを使用すれば、"Work With for Smart Devices" または "Panel for Smart Devices" の任意の箇所で適用済みのテンプレートを変更できます。
ツリー上での直接のアイテム追加
この機能を使用すれば、簡単な方法でパネルのレイアウトにコントロールを追加できます。
テーブル内のコントロールの並べ替え
既定のレイアウトエディターでは、テーブル内のコントロールを移動するのが非常に難しい場合があります。WorkWithPlus for Native Mobile では、次の 2 つの方法で、この作業を簡単に行うことができます。
ドラッグ アンド ドロップ
マウスを使用してテーブル内のコントロールをドラッグ アンド ドロップできます。ドラッグしたコントロールを目的の場所にドロップすると、ドロップした場所にコントロールが配置されるようにコントロールの並べ替えが行われます。ドラッグ アンド ドロップした以外のコントロールの順序は維持されます。
たとえば次の例で、ProductPhotoH がテーブルの最初の項目属性になるように上に移動させるとします。
その場合は、ツリービューで ProductPhotoH をドラッグして ProductId 項目属性の上方にドロップするだけです。
コントロールが並べ替えられ、次のようになります。
キーボードによる並べ替え
キーボードを使用してテーブル内のコントロールを並べ替えることもできます。
この場合、移動させるコントロールを選択し、上に移動させる場合は Ctrl+↑ (上方向) キーを、下に移動させる場合は Ctrl+↓ (下方向) キーを押します (↑ および ↓ は標準キーボードのキーです)。
キーボードを使用すると、コントロールの位置を 1 つずつ移動させることができます。
[Number of columns]
WorkWithPlus for Native Mobile エディターでは、テーブルの列数を変更することができます。変更すると、その新しい列数と内容に基づいてテーブルの内容が並び替えられます。
テーブルの列数を変更するには、WorkWithPlus for Native Mobile エディターのツリービューでテーブルを選択します。GeneXus のプロパティに新しいプロパティが表示されます。
[Number of columns] プロパティの値を変更すると、自動的にコントロールが並び替えられます。
次の例では、項目属性を 1 列ではなく 2 列で表示しています。
[Column width] と [Row height]
WorkWithPlus for Native Mobile エディターでは、ユーザーが選択したコントロールに含まれる列の幅と行の高さを簡単に表示し、変更することができます。
コントロールの [Row Span] プロパティが「1」より大きい場合は、行の高さを変更できません。
コントロールの [Col Span] プロパティが「1」より大きい場合は、列の幅を変更できません。
次の例では、ProductName 項目属性の [Row height] プロパティが「35dip」に設定されています。
これにより、ProductName の親テーブル (SectionData1_1) の 2 番目の行の高さが自動的に変更されます。
[Visible condition]
WorkWithPlus for Native Mobile 階層エディターでは、項目属性または変数が表示されるかどうかを定義できます。
[Visible condition] を定義すると、WorkWithPlus for Native Mobile により、すべての条件が検証される EvalVisibleConditons というサブルーチンが自動的に作成されます。
このサブルーチンは、イベント「ControlValueChanged」や、そのほかの必要なイベントから呼び出すことができます。
また、WorkWithPlus for Native Mobile によりコントロールの [Invisible Mode] が [Collapse space] に設定され、コントロールが非表示のときにユーザーに「空白」のスペースが表示されないようになります。
[Is required]
WorkWithPlus for Native Mobile 階層エディターでは、項目属性または変数を必須にするかどうかを定義できます。
このプロパティを [True] に設定すると、WorkWithPlus for Native Mobile により、必要なすべての項目属性がユーザーによって入力されているかどうかを検証する CheckRequired というサブルーチンが自動的に作成されます。
データを保存する前に、次の例のようにこのサブルーチンを呼び出す必要があります。
また、WorkWithPlus for Native Mobile により [Invite Message] が設定され、実行時にユーザーにフィールドが必須であることが表示されます。
階層エディターでの検索
階層エディターのアイテム内で検索する機能が追加されました。
この機能を使用することで、レイアウトのコントロールやアイテムを簡単に見つけて編集することができます。