SmartDevicesPlus Android Charts ユーザーコントロールは、Infragistics Library を使用して Android プラットフォーム用にさまざまなグラフを作成します。

SmartDevicesPlus Android Charts ユーザーコントロールは、GeneXus グリッドに対して適用される必要があるので、有効にするには、最初に SDPanel (Panel for Smart Devices) に GeneXus グリッドを追加してから、グリッドの [Control Type] プロパティで [SD+ Android Charts] を選択する必要があります。
コントロールのプロパティ
前述の手順を実行すると、グリッドプロパティに SmartDevicesPlus Android Charts ユーザーコントロールのプロパティが表示されます。

[Type]
これは、表示するグラフの種類を選択できるコンボプロパティです。つまり、"エリア" または "折れ線" グラフの作成を選択できます。
サポートされるグラフの種類は次のとおりです:
[Category Attribute] および [Category Field Specifier]
このプロパティを使用すると、グラフのカテゴリを入力するために使用される項目属性をカスタマイズできます。カテゴリは、任意の軸ベースのグラフに "X 軸" として表示されるデータを表します。
SDT を基にしたグリッドを使用する場合、カテゴリ項目属性は無効になり、[Category Field Specifier] プロパティが有効になって、カテゴリデータを含む SDT フィールドを選択できるようになります。
軸ベースのグラフ上のカテゴリの例
[Series Attribute Collection] および [Series Field Specifier Collection]
グラフを使用する場合、1 つまたは複数のシリーズ (系列) を含むグラフを取得したいことがあります。このプロパティを使用すると、各シリーズの値を取得するために使用される項目属性 (または、SDT ベースのグリッドを使用している場合はフィールド) をカスタマイズできます。
たとえば、会社の各製品の売上高を示すスプライングラフを取得したい場合、単一シリーズの折れ線グラフを作成したいと思うでしょう。この場合、[Series Attribute Collection] プロパティに「ProductSales」と入力する必要があります。こうすることで、次のようなグラフを取得できます:

次に、製品売上高を製品製造コストおよび製品製造単位と比較したグラフを取得したい場合、[Series Attribute Collection] プロパティに、各シリーズ項目属性をコンマで区切って「ProductSales, ProductProductionCosts, ProductProductionUnits」と入力する必要があります。こうすることで、各線が選択したシリーズを表す、次のようなグラフを取得できます:

重要: 項目属性ベースのグリッドを使用している場合、[Series Attribute Collection] プロパティに入力する各項目属性について、グリッドのレイアウトに手動で追加する必要があります。

[Legend Location]
このコンボプロパティを使用すると、グラフ内での凡例の相対位置をカスタマイズできます。次の値を設定できます:
[Legend Location] を [None] に設定すると、グラフの凡例が無効になります。
[Top] が選択されている場合、凡例は次の画像のようになります。

[Series Legend Collection]
グラフの凡例が有効になっている場合、表示したい各シリーズの凡例テキストを入力する必要があります。複数のシリーズがある場合、各凡例をコンマで区切る必要があります。
この例では、[Series Attribute Collection] プロパティに「ProductSales, ProductProductionUnits, ProductProductionCosts」と入力しているので、[Series Label Collection] プロパティに 3 つのテキストを入力する必要があります。各シリーズの凡例として「Sales, Units, Cost」のように入力します。
[Legend Horizontal Alignment]
このコンボプロパティを使用すると、凡例ボックス内での凡例の水平方向の位置をカスタマイズできます。次の値を設定できます:
このプロパティを表示するには、[Legend Location] が [Top] または [Bottom] に設定されている必要があります。
[Legend Horizontal Scroll]
このプロパティを使用すると、凡例ボックス内でスクロールが有効になります。
[Enable] に設定すると、凡例が 1 行で表示され、凡例ボックスのサイズに凡例が収まりきらない場合にスクロールが有効になります。
[Disable] に設定すると、凡例が複数行で表示されます。1 行あたり 4 つの凡例が表示され、一度にすべての凡例を表示できます。
このプロパティを表示するには、[Legend Location] が [Top] または [Bottom] に設定されている必要があります。
[X Axis Labels Positions]
このプロパティは、X 軸の軸およびラベルが配置される場所を設定します。次の値を設定できます:
-
None: ラベルは表示されません。
-
Bottom/Outside: 軸がグラフの下部に表示され、ラベルが軸の下に表示されます。
-
Bottom/Inside: 軸がグラフの下部に表示され、ラベルが軸の上 (グラフ内) に表示されます。
-
Top/Outside: 軸がグラフの上部に表示され、ラベルが軸の上に表示されます。
-
Top/Inside: 軸がグラフの上部に表示され、ラベルが軸の下 (グラフ内) に表示されます。
[Y Axis Labels Positions]
このプロパティは、Y 軸の軸およびラベルが配置される場所を設定します。次の値を設定できます:
-
None: ラベルは表示されません。
-
Left/Outside: 軸がグラフの左側に表示され、ラベルが軸の左側に表示されます。
-
Left/Inside: 軸がグラフの左側に表示され、ラベルが軸の右側 (グラフ内) に表示されます。
-
Right/Outside: 軸がグラフの右側に表示され、ラベルが軸の右側に表示されます。
-
Right/Inside: 軸がグラフの右側に表示され、ラベルが軸の左側 (グラフ内) に表示されます。
[Zoom]
このコンボプロパティは、グラフのズームモードを設定します。次の値を設定できます:
-
None: ズームは無効です。
-
Horizontal: 水平方向の値のみズームされます。
-
Vertical: 垂直方向の値のみズームされます。
-
Both: 両方の向きで完全なズームがサポートされます。
[Marker Type]
このコンボプロパティにより、グラフのデータを表すために使用されるマーカーを変更できます。次の値を選択できます:
-
None (マーカーは使用されません)
Automatic (自動)
Circle (円)
Diamond (ひし形)
Hexagon (六角形)
-
Hexagram (六線星形)
-
Pentagon (五角形)
-
Pentagram (五芒星形)
Pyramid (ピラミッド形)
-
Square (四角形)
-
Tetragram (四辺形)
-
Triangle (三角形)
[Trendline]
このコンボプロパティは、グラフのトレンドラインを有効にします。次の値を設定できます:
- None
- LinearFit
- LogarithmicFit
- ExponentialFit
- PowerlawFit
- QuadraticFit
- CubicFit
- QuarticFit
- QuinticFit
[Category Date Format]
このプロパティで、グラフのカテゴリ項目属性として Date 項目属性を使用する場合に、日付の表示方法をカスタマイズできます。 [Invert Y Axis]
このプロパティは、Y 軸の範囲を反転させます。つまり、"より低い" 値がグラフの上部に表示され、"より高い" 値が下部に表示されます。

[Invert X Axis]
このプロパティは、X 軸の値を反転させます。つまり、最初のカテゴリがグラフの右側に表示され、最後のカテゴリが左側に表示されます。
[Y Axis Minimum]
このプロパティを使用すると、Y 軸の最小値の位置をカスタマイズできます。これにより、X 軸が表示される位置が変更されます。
既定では、[Y Axis Minimum] は 0 に設定されています。[Y Axis Minimum] に「10」などの数字を入力することで、手動で静的な値を設定できます。または、「&YAxisMin」など、実行時に最小値を含む変数の名前を入力することで、最小値を動的に設定することもできます。
このプロパティでは動的な変更を行うことができるため、イベントの開始時に値を直接割り当てることができます。
Event Start
ChartGrid.YAxisMinimum = -100
Endevent [Y Axis Maximum]
このプロパティを使用すると、Y 軸の最大値をカスタマイズできます。
既定では、[Y Axis Maximum] は空に設定されています。これは、最大値がシリーズの値に応じて計算されるためです。[Y Axis Maximum] に「100」などの数字を入力することで、手動で静的な値を設定できます。または、「&YAxisMax」など、実行時に最大値を含む変数の名前を入力することで、最大値を動的に設定することもできます。
このプロパティでは動的な変更を行うことができるため、イベントの開始時に値を直接割り当てることができます。
Event Start
ChartGrid.YAxisMaximum = 500
Endevent
[Animation]
このプロパティは、グラフの最初の "データ入力効果" のアニメーションを有効または無効にします。
[Pie Chart Selection Mode]:
このコンボプロパティは、円グラフの選択モードを設定します。次の値を設定できます:

[Pie Inner Circle Radius Percent]:
このプロパティでは、円グラフの内側の半径を設定して、どのように表示されるかをカスタマイズすることができます。

[Overlap]
このコンボプロパティは、縦棒グラフのオーバーラップモードを設定します。次の値を設定できます:
-
None: オーバーラップは無効です。
-
25%: 縦棒の 25% が重なります。
-
50%: 縦棒の 50% が重なります。
-
75%: 縦棒の 75% が重なります。
-
100%: 縦棒は完全に重なります。
このプロパティを表示するには、[Type] が [Column] に設定されている必要があります。

50% の重なりの例
[Theme]
このコンボプロパティで、グラフの全体的な外観と操作感を選択できます。各テーマは、独自の色、グラデーション、フォントなどを使用します。
次のテーマを使用できます:
[Chart As Image] プロパティ:
この機能では、グラフのスクリーンショットを撮ることができます。これにより、開発者はグラフがある画面にボタンを追加して、ユーザーがグラフを画像としてエクスポートできるようにすることができます。 このプロパティを使用するには、次のコードを (ボタンなどの) イベントに含める必要があります:

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